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今さら聞けない!敷金・礼金って何?

公開日:2020/04/15  最終更新日:2020/04/10

アパートなどどこかの賃貸住宅を借りようとするならば、ほとんどはどこかの不動産屋さんで希望する物件を見つけて、契約をする必要に迫られます。しかしその契約では借りる前に初期費用として敷金や礼金が必要な物件が数多く存在します。まずはこの2つが何かを知っておく必要があります。

敷金はなんのための初期費用なのか

最初の契約で敷金が必要になる物件の場合、これは言い換えれば担保のような存在ともいえます。賃貸住宅を貸主が提供する場合、借主は全員がきれいに丁寧に使ってくれる人ばかりとは限りません。一部の人は丁寧に扱おうとしないで、壁や床などが普通に生活しているレベルを超えて、極端に汚損されたり破壊してしまうかもしれません。

この極端に汚損されたり破壊されたりしてしまうと、それの修繕費用が高くついてしまいます。そんな時は借主に対して損害賠償請求をおこなうべきでありますが、損害賠償時点で借主に金がなければ修繕費用も回収できないし、行方不明で逃げられてしまう可能性も充分にあり得ます。そこでこのような事態を防止するために敷金の概念が出来上がりました。

もし普通にしようしていて通常レベルの劣化程度であれば、退去時に返還されることになります。かつては退去時に清掃費用をここから差し引いていた場合もありますが、現在は国土交通省の通達により、通常の劣化を超えない程度であれば全額返金されるようになりました。

ただし最初の契約時点で必要な基準は全国統一されていません。この基準は地域や物件次第で異なっていて、家賃の1か月分が必要な物件もあれば、2か月あるいはそれ以上必要な物件もあります。従って物件を探す場合には何か月分なのかをよく注意確認する必要があります。

礼金はお礼のための初期費用

一方で礼金は文字通りに礼をするための初期費用となります。礼は貸主に対して支払う費用で、戦後間もない時代に出来上がったともいわれています。戦後間もない時代は地域の多くが荒廃していて、住む住宅自体の供給が不足していたといわれています。住宅全体の供給が不足していた時代では、住宅に住めること自体がありがたい行為でしたので、借主が貸主に対して好意的に払ったのが慣習の始まりだったともいわれています。

この礼金は元々、貸主に対して感謝の意を示すための費用なので、担保的意味合いの敷金とは違って、退去時にも返金はいっさいありません。なおこの礼金の基準も全国統一されていないので、地域や物件次第で金額が変化します。家賃の1か月分が必要な場合もあれば、2か月分必要な物件もあるなどするので、探すときには注意確認を要します。

2つの初期費用が不要な物件もあるが、、、

一方で賃貸住宅の仲介をしている全国各地の不動産屋さんの一部には、敷金と礼金を必要としない物件を扱っているところもあります。これらの不動産屋さんが扱う物件では、敷金の代わりに保証金、礼金の代わりに仲介手数料といった名称になっている場合もあります。

近年ではさらに保証金や仲介手数料も不要で、家賃だけといったウイークリーやマンスリーなど主に1年以内の短期間居住者を対象とするような物件も扱うところも増えてきています。ただし家賃だけの物件の場合は代わりに敷金や礼金などの相当費用が家賃に上乗せされていることで家賃は比較的高めになります。このような物件はさらに退去時に清掃費用を別途徴収するなどの方針になっていたりします。

 

敷金は借主が通常の生活レベルを超えて汚損や破損をさせないための担保的性格な費用で、退去時に問題がなければ返還されます。礼金は貸主に対して感謝を示すための費用で返金はされません。両者に必要な金額は家賃の1ないし2か月以上とされ、その基準は地域や物件次第で変化し、全国統一はされていません。

一方で賃貸住宅を取り扱う不動産屋さん次第では敷金と礼金を取り扱わずに、代わりに仲介手数料や保証金、さらに家賃だけを扱う会社も登場しています。

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