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定期借家とは?普通借家との違いとメリット・デメリットを確認しよう!

公開日:2022/08/15  最終更新日:2022/07/08


定期借家とは、賃貸借契約の1つであり、契約の更新が認められていない契約を指します。定期借家にはメリット・デメリットの両方があるため、内容をしっかりと把握してから契約を決めることが重要です。今回は定期借家について、その特徴やメリット・デメリットに加え、定期借家を借りる際に注意すべき点についても解説します。

定期借家とは

アパートなどの賃貸物件を借りる際に結ぶ契約は、基本的には普通借家と呼ばれる契約が多いです。それに対して、貸主に有利な内容である定期借家は、安い家賃で住める代わりに契約の更新ができないという性質を持つ賃貸借契約です。

普通借家との違いを比較

定期借家と普通借家の違いについて、さまざまな観点から比較していきます。

◾️契約方法

契約締結の方法には書面や口頭などがありますが、普通借家の契約方法には特別な定めがありません。それに対し、定期借家契約を結ぶ場合の契約方法は、書面のみが有効です。

◾️契約更新

普通借家は契約満了時に更新が可能ですが、定期借地には更新という概念がありません。従って、契約満了日には退去する必要があり、今後も今の住居に住み続けたい場合には、新たに定期借家契約を締結しなければなりません。

◾️借主側からの中途解約

借主側の都合で中途解約したい場合、普通借家では、特約にしたがって解約を行います。定期借家では、床面積200平方メートル未満の建物の場合に限り、借主にやむを得ない事情があれば、中途解約の申し出が可能です。

◾️賃貸借期間

賃貸借契約の契約期間は、とくに制限はありません。ただし、普通借家に関しては、2000年3月1日以前の契約では、賃貸借期間の上限が20年とされています。

◾️契約期間

普通借家では契約期間は1年以上とされていますが、定期借家には制限がありません。

◾️家賃の変更

普通借家の場合は家賃の変更を請求できますが、定期借家では、特約があればその定めにしたがうとされています。

定期借家のメリット・デメリット

定期借家契約を結ぶメリットとデメリットをご紹介します。

◾️メリット

定期借家契約のメリットは、
①短期間でも物件を借りられる
②家賃が低いケースが多い
の、2つです。

普通借家の契約期間は、法律によって1年以上必要であることが定められていますが、定期借家は期間を自由に定められます。短期間だけ借りたい場合にも柔軟に対応できるのは、定期借家ならではの大きなメリットです。また、定期借家では、入居者が入りやすくなるよう家賃設定を低めにしているケースが多いです。安い家賃の物件でも、それなりに設備が充実した快適な空間で過ごせるでしょう。

◾️デメリット

定期借家契約を結ぶデメリットは、
契約満了日までに必ず退去する必要がある
という点です。

住み続けるうちに物件や立地を気に入っても、貸主が拒めば新たな契約を結ぶことは不可能です。

定期借家を借りるときに気をつける点

定期借家を借りる際に気をつけるべき点について解説します。

◾️契約期間が満了したら速やかに退去する

先述の通り、定期借家契約では、契約満了日を迎えるまでに引っ越しを完了させて退去する必要があります。期間満了後も退去が完了していない場合は契約違反となり、損害賠償請求をされてしまうでしょう。契約満了日までに引っ越しができるよう、早めに次の物件を探さなければなりません。

◾️中途解約により家賃の支払いが必要となるケースも

定期借家契約では、基本的には中途解約が認められていません。借主の都合で中途解約を申し出る場合には、床面積が200平方メートル未満であること、やむを得ない事由があることという2つの要件を満たさない限り、違約金や家賃を支払わなければならないケースもあります。

 

今回は、定期借家と普通借家の違いや定期借家のメリット・デメリットに加え、定期借家契約を締結する際の注意点についても解説しました。定期借家は契約満了日に必ず退去しなければならず、中途解約ができないというデメリットがある一方で、その分家賃が安く、短期間の契約にも対応できるというメリットもあります。契約締結前にメリットとデメリットを十分に理解しておき、自分に合った物件・契約を探してください。

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